サイエンス・ワークショップ in けいはんな 「人工知能が感情を持つとき ~人工知能との付き合い方~」
いま急速に進展するAI革命。その行き着く先にはいったい何が待ち受けているのでしょうか?「サイエンス・ワークショップ in けいはんな」では、感情をもったAI(人工知能)の出現が、今後、私たちの暮らしや仕事をどのように変えていくのかをテーマに、作家の瀬名秀明氏による基調講演と意欲的に民生用AIの実用化を進めている先端企業2社によるセミナー、さらに先端的AIの展示・体験コーナーを通じて、人工知能が実現しようとしている未来社会を考えます。
※内容は変更する場合があります。
※ワークショップ詳細は「精華町」ホームページをご覧ください。
基調講演: 人工知能はどこまで人間になれる?人間はどこまで人間になれる?
瀬名秀明氏(作家)
日時:2017年3月5日(日)10時~12時
会場:けいはんなプラザ3F「ナイル」
「ロボット学の三原則」を描いた作家アイザック・アシモフは、晩年の小説で「いつかロボット学の原則は、人間学の原則と合流するだろう……。そんなものが存在するかどうかわからないが」とロボットに語らせました。ロボットや人工知能が反乱を起こす? 人工知能はヒトを超える? そうした問いを考えてゆくとき、「人間らしさ」と「人工知能らしさ」が共存する未来像が起ち現れます。
人工知能に小説は書けるか? ロボットに思いやりやおもてなしの心は持てるか? 想像力を広げて一緒に考えてみましょう。
瀬名秀明(せな ひであき)氏(作家)1968年、静岡県生まれ。作家、薬学博士。作家。東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。1995年に『パラサイト・イヴ』により第2回日本ホラー小説大賞を、1998年、に『BRAIN VALLEY』により第19回日本SF大賞を受賞。宮城大学看護学部講師を経て、東北大学機械系特任教授を務めた。小説の他にも文芸誌や科学誌で科学と人間に関したコラムや文芸評論、シンポジウムでの講演、対談の場などで活躍。著書に『デカルトの密室』、『瀬名秀明ロボット学論集』。編著に『科学の最前線で研究者は何を見ているのか』、『サイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へ』など多数。
セミナー(1): 女子高生AI「りんな」と考える、人工知能と共に生活する未来
増渕大輔氏(日本マイクロソフト株式会社)
日時:2017年3月5日(日)13時~14時
会場:けいはんなプラザ3F「ナイル」
Microsoftは、女子高生AIりんなやWindows 10に搭載されているCortana、クラウドサービスである Cognitive Servicesなど、さまざまなアプリやサービスを開発してきました。これらのMicrosoft技術やMicrosoft技術を応用した様々な事例、女子高生AIりんなを中心に、AIや人工知能とよばれるものが今後、私たちの社会や生活にどのような関りをもたらすのかについてお話します。
増渕大輔 (ますぶち だいすけ)氏
(日本マイクロソフト株式会社 デベロッパーエバンジェリズム統括本部 テクニカルエバンジェリズム本部 エバンジェリスト)SI企業にて、ECサイト構築・運用プロジェクトにてリードアーキテクトを担当。
その後官公庁プロジェクトでのITコンサルタントなどを経て、2010年より日本マイクロソフト株式会社に合流。現在はMicrosoft技術を伝えるエバンジェリストとして活躍。
セミナー(2): デジタル時代の新三種の神器が創り出す新たな世界~AI、ロボット、IoTの最前線~
中山五輪男氏(ソフトバンク株式会社)
日時:2017年3月5日(日)14時30分-15時30分
会場:けいはんなプラザ3F「ナイル」
第3次人工知能ブームの到来によりAIを搭載した知的ロボットも数多く出現しています。またIoTの本格普及に向けて国内外の多くの企業によるIoTビジネス参入もめまぐるしくなってきています。そこで今回の講演においては、これからの新時代を築く上での重要なキーワードとなりうるであろうAI、ロボット、IoTについて多くの事例を交えながらソフトバンクの取り組みを詳しく紹介します。
中山五輪男(なかやま いわお)氏
(ソフトバンク株式会社 ソフトバンクロボティクス株式会社 首席エヴァンジェリスト)ソフトバンク社及びソフトバンクロボティクス社の首席エヴァンジェリストとして、スマートデバイス、クラウドサービス、Pepper、IBM Watsonの4分野で、年約300回の講演活動を通じビジネスユーザーへの訴求活動を実践している。
展示・体験コーナー:「最先端のAIを体験しよう!」
日時:2017年3月5日(日)9時30分-16時
会場:けいはんなプラザ1F「アトリゥム」
◆主催:京都府精華町・けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク(K-Scan) ◆共催:㈱けいはんな ◆後援:京都府、(公財)関西文化学術研究都市推進機構 |